剥がれはただの剥がれ?

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剥がれにも理由は様々あります。

・単に接着する箇所が平らになっておらず接地していない
・乾燥や湿気で板が変形してしまった
・接着が強すぎて変形に耐えられなかった(この場合、板が割れるケースもあります)

などなど。

どんなケースでもシンプルに圧着して解決できればいいのですが、そうはいかないことも多々あります。

 

一見簡単そうな剥がれの修理。剥がれたものは貼り直せば良い。

 

実際はそうもいかないのです。

それぞれの楽器にとって、最適な方法で手を入れてあげたいものです。

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先日、剥がれの修理でお持ち込みになられた楽器。
裏板と横板が大きく開いていました。

裏板が変形して膨らんでしまっています。

 

これほどの開きでは、裏板(主にメイプル)は硬いので、クランプで圧着しても元に戻ろうとする力が強く、膠の力では耐えられず開いてしまいます。

裏板の変形を矯正できればストレスなく接着できるのですが、とても大変です。(裏板はがして、石膏??、、ひぃぃ汗)

 

今回は、裏板の力に逆らわずに埋木で隙間を塞ぐ方法をとりました。

メイプルの板を膨らんでいるカーブに合わせてコピーして差し込みます。

 

膠で最小限のストレスで接着できました。

できる限りストレスを減らす事で、演奏時の楽器の音色にも良い影響が出ているはずです。

 

あとは、色合わせして完成です。

 

仕上がりの画像は、、、

 

 

撮るの忘れました汗