バスバー交換。

表板の膨らみをキープしたり、駒から伝わる弦振動を逃さず増幅するため等の目的で、裏面に貼られている補強材です。

カーブに合わせ整形し適切に接着しないと、表板の歪みにや変形につながるだけでなく、割れを引き起こしてしまい楽器の寿命自体を縮めてしまう事にもなりかねないとても重要なパーツです。

 

E側のF字孔付近が陥没している楽器をたまに見かけます。

これはバスバーの接着が悪い可能性が高いのです。
もちろん可能性はそれだけではありませんが、陥没を直すには必ずと言っていい程バスバーの修理が必要になるのです。

 

スプルースの角材から表板に合わせて削り出していきます。

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日本がスプルースの産地、エイジング、木目等も豊富に選択できる国なら良いのですが、やはりそれを叶えるのは難しいです。
木材を手にいれる所がまず第一の関門と言えます。

今回は東ヨーロッパ産。
本当は楽器と近い年の木材で作りたいのですが、そうそう見つけることが出来ませんので、木材をストックしながら工房で更にエイジングさせたものを使います。(ほったらかしにしているとも言います。)

表板に合わせていきます。

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木に書いているメモは気にしないでください汗

合わせる角度や厚みがとても重要になります。
表板の強度、響き方に直接影響する為、慎重に決定していきます。

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決定後、仮止め。
表板に掛かるテンションのバランスを確認します。そして接着。

肝心の接着時の写真を撮り忘れました。こちらの画像でご勘弁ください。(八重山諸島、黒島のヤギです。)

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数日乾かした後、削り出していきます。

最初は大胆に削っていきますので、思い切りいけます!!

ストレス発散発散!

そして少しずつ繊細になっていきます。

カーブのつけ方、高さ等、ここでも慎重に決定していきます。

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そして整形完了。

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